数年前は、バナナは代謝をアップする働きがありダイエット目的で食べる人が増加し一時期大ブームになりました。ところが、近年は栄養が豊富に含まれているスーパーフルーツと言われる果物がたくさん登場しバナナの存在はすっかり忘れ去られてしまったように感じます。ですが、バナナもしっかりカラダに良い働きをしてくれるスーパーフルーツなんです。そんなバナナに含まれている栄養について紹介します。
美容ビタミンと言われている『ビタミンB群』がトップクラス!
バナナは健康やダイエットだけではなく、実は美肌ケアにも期待できる優れた果物なんです。
日本バナナ輸入組合というがあるんですが、そこの調査で継続してバナナを食べると肌の改善に有効というデーターがあるんです。
調査方法は、30歳から49歳の女性21名に、朝と夜に1本ずつ、一日2本のバナナを4週間食べてもらい、お肌の水分、油分、弾力を調べました。
すると、バナナを摂取する前と4週間後の肌の水分、油分、頬の弾力を調べたところ、多くの人が、摂取前と比べて4週間摂取した後の方が、肌の水分、油分、弾力の数値が上昇したという結果になりました。
その後、バナナを食べなくなって、再度肌の水分を測定したら数値が低下していたそうです。つまりバナナを継続的に摂取することで肌の弾力、水分、油分が改善される事が有効だと確認されたんですね。
実際に参加した人にアンケートで答えてもらうと、バナナを4週間食べた後は肌の潤いなど肌の改善を多くの方が実感されていたそうです。
実は、バナナにはビタミンやカリウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれていますが、特に美容ビタミンと言われているビタミンB群が豊富に含まれていて野菜や果物の中でもトップクラスなんです。
ビタミンB群は、紫外線などの影響でダメージを受けた肌細胞の修復には欠かせない補酵素の働きをしてくれます。
さらに、バナナには活性酸素を除去する抗酸化作用があるビタミンCが豊富でリンゴの4倍も含まれています。ビタミンCは紫外線対策に欠かせませんが、その他にも、血中コレステロールを減らす働きにも期待されているのでコレステロールの数値が気になる方にもおすすめなんです。
【バナナ1本(100g 86kcal)あたりの含有量】
- ビタミンB6・・・0.38mg
- ビタミンB2・・・0.04mg
- ビタミンB1・・・0.05mg
- ナイアシン・・・0.7mg
- 葉酸・・・26㎍
- パントテン酸・・・0.44mg
- ビタミンC・・・16mg
そのほかにも
- 肌老化の原因になる活性酸素を除去するポリフェノール
- 私たちの全ての代謝に関わっていてカラダに不可欠な酵素
- 老廃物を排泄して腸内環境整える食物繊維
- 塩分(ナトリウム)を排出するカリウム
- 血圧を調整するマグネシウム
- 脳をリラックスさせるセロトニンの原料トリプトファン
なども含まれています。
さらに、ご飯1杯150gあたりが252kcalのところ、バナナ1本あたり100g 86kcal、と低カロリーです。朝食などあまり食欲が無い時はバナナ食べて出勤するだけでも栄養が摂れます。
そこで、私は朝食は「バナナヨーグルト」をたべています。無糖の脂肪分0のプレーンヨーグルトにバナナとハチミツを入れました。
バナナがちょっと大きくて見た目は悪いですがとっても美味しいです。バナナを大きく切るのは良く噛んでゆっくり食べるために意図的に大きく切っています。
皆さんも、ダイエットに美容に、再度バナナを上手に活用してみてくださいね。