数年前に大ブレイクし、現在も支持され続け多くの人に食べられているカスピ海ヨーグルト。カスピ海ヨーグルトは、コーカサス地方で古くから食べられているヨーグルトで、その地方は100歳を超えているご老人が多く、しかも長寿というだけではなく現役で働いている元気な健康長寿な方が多い地域という事で注目されるようになりました。
その健康を支えているのがカスピ海ヨーグルトと言われているのですが、理由は、カスピ海ヨーグルトに含まれる乳酸菌「クレモリス菌FC株」にあります。今回は、クレモリス菌FC株の特徴や効果について見ていきましょう。
カスピ海ヨーグルトの代名詞クレモリス菌FC株の特徴
カスピ海ヨーグルトには、良質なタンパク質や脂質、ビタミンやミネラルなどの大切な栄養成分が豊富に含まれていますが、注目は乳酸菌の種類です。
リューコノストック乳酸球菌、ラクトバシラス乳酸ソウ菌、グルコノバクターソウ菌など、普通のヨーグルトにはない乳酸菌が含まれていますが、中でも、もっとも多く含まれているのがクレモリス菌FC株です。
この菌の正式名称は、Lactococcus lactis subsp. cremoris FC (ラクトコッカス ラクティス サブスピーシーズ クレモリス エフシー)という、とても覚えきれない名前なので、通称クレモリス菌FC株と呼ばれています。
クレモリス菌FC株は、連鎖球菌という種類で、棒状や球状をした一般的な乳酸菌と違い、楕円形で連なっている特徴があり、最大の特徴は、生きたまま大腸まで届くという強い生命力を持っているということでしょうか。
なんでも、カスピ海ヨーグルトを食べるのを止めてから2週間後の検査でもクレモリス菌FC株が検出されたと言われており、クレモリス菌FC株の生命力の強さが推察できますね。
クレモリス菌FC株は、カスピ海ヨーグルトだけに含まれる乳酸菌で、EPSという粘り成分を含んでいるため粘着性が高いという性質があり、それがカスピ海ヨーグルト独特の粘り気を出しています。この乳酸菌が入っている事がカスピ海ヨーグルトの一番の特徴になります。
カスピ海ヨーグルトに含まれるEPSは、腸内の免疫細胞にダイレクトに働きかけて活性化するという働きがあります。
免疫細胞は免疫機能を司る細胞で、この細胞の働きが低下すると免疫力も低下してしまうため、ウイルスや細菌に感染しやすくなって疾患が引き起こされてしまいます。
カスピ海ヨーグルトによって免疫細胞が活性化されると、サイトカインという生理活性物質の生成が活発になります。
サイトカインというのは免疫細胞の言葉に当たるもので、インターロイキンやインターフェロン、ケモカイン、増殖因子や造血因子などさまざまな免疫の役割を担う物質の総称になります。
このサイトカインがたくさん生成されると、それぞれがしっかりと役割を果たすので、免疫の機能が完璧に働いてあらゆる有害物質の侵入を防いで体を守ることが出来るのです。
つまり、カスピ海ヨーグルトは、腸内環境を整えるなど普通の乳酸菌と同様の働きがあるのはもちろんですが、免疫機能を正常かつ活性化して疾患を防ぎ健康を保つ働きに期待が高いんですね。
また、ある研究の結果によると、他の乳酸菌よりも血糖値の上昇が緩やかということが判明しているので、血糖値の急上昇を抑制する効果にも期待されています。
そして、もう一つ注目したいのが、ストレスによる諸症状の緩和です。ストレスが溜まると肝機能が低下したり、肌トラブルが起こったりしますが、ストレスは目に見えるものではないのでなかなか症状を改善できません。
ですがある研究で、ストレスを与えたマウスにクレモリス菌FC株を与えたところ、体調や肌の不調が改善できたという効果が確認されています。
もちろん乳酸菌としても働きますが、クレモリス菌FC株は独自の働きも持っているので、食生活に取り入れるとあらゆる不調が改善出来るかもしれませんね。
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