冬にからだが温まる料理と言えば、誰もが鍋料理をあげるのではないでしょうか。そんな鍋料理ですが、日テレ【世界一受けたい授業】では、食物学の専門家である日本獣医生命科学大学の客員教授をされている佐藤秀美先生をむかえて、栄養価が高い冬野菜を使う事で最強になる鍋料理を紹介しました。そこで紹介された、麻婆豆腐鍋、モッツァレラチーズ入りトマト鍋、免疫力アップ鍋の3種類の鍋料理のレシピを記載しています。
小松菜を入れた麻婆豆腐鍋のレシピ
冬の野菜である小松菜の栄養ですが、実はほうれん草よりも栄養価が高いのを存知ですか。ガンの発症リスクを低下させる「イソチオシアネート」と言う成分や、老化を遅らせる効果が期待できるβーカロテンが豊富にたっぷり含まれています。
【材料】(4人分)
- ごま油・・・大さじ2
- 豆板醤・・・小さじ4
- 甜麺醤・・・大さじ4
- 水・・・800ml
- 鶏ガラスープの素・・・小さじ4
- しょうゆ・・・大さじ2
- 砂糖・・・少々
- 塩・・・少々
- 水溶き片栗粉・・・大さじ2
- ラー油・花椒・・・お好みで
- 小松菜・・・2束
- 豚ひき肉・・・300g
- 絹豆腐・・・2丁
- もやし・・・4袋
- 長ネギ(粗みじん)・・・1本
- ニンニク(みじん切り)・・・2かけ
- ショウガ(みじん切り)・・・2かけ
【作り方】
- 鍋でショウガ、ニンニクをごま油で炒め、豆板醤、甜麺醤を加えて香りが立つまで炒めます。
- さらに、ひき肉、ネギを入れて炒めます。
- そこに、鶏ガラスープの素と水を入れます。
- 沸騰したら砂糖、塩で味を整え、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
- もやし、小松菜、豆腐などの材料を入れて煮たら完成!
モッツァレラチーズ入りトマト鍋のレシピ
このトマト鍋の特徴は、冬の野菜カブとモッツァレラチーズを使う事です。
カブには、腸内環境を整える食物繊維と、ビタミンCが豊富。皮ごと料理に使うことで煮崩れもしにくくなります。また、カブの葉にも鉄分やカルシウムや葉酸が豊富に含まれているので葉も鍋に入れましょう。
そこに、薄く切ったモッツアレラチーズをシャブシャブして食べると美味しく栄養価も高くなります。モッツアレラチーズには、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2、亜鉛が豊富に含まれています。この栄養素は日本人が不足がちな栄養素なんです。
【材料】(4人分)
- カットトマト缶・・・520g
- コンソメスープの素・・・小さじ4
- 水・・・520ml
- 塩・・・小さじ1
- コショウ・・・少々
- ニンニク・・・1かけ
- オリーブオイル・・・大さじ3
- ローリエ・・・2枚
- カブ(葉つき)・・・4個
- ソーセージ・・・12本
- 鶏モモ肉・・・2枚
- キャベツ・・・3/4個
- じゃがいも・・・3個
- エリンギ・・・4本
- パプリカ(黄)・・・1個
- バジル・・・適量
- モッツァレラチーズ・・・3袋
《〆のパスタ》
- パスタ・・・300g
- 細切りモッツァレラチーズ適量
【作り方】
- モッツァレラチーズは薄くスライスする。
- 鍋でニンニクをオリーブオイルで炒め、鶏肉、じゃがいも、エリンギを加え炒めます。
- 水、コンソメ、ローリエを入れて、トマト缶、残りの具材を加え煮たら完成。
- スライスしたモッツァレラチーズはしゃぶしゃぶして食べてください。
そして、〆にはパスタとモッツァレラチーズを入れていただきましょう。
【〆のパスタの作り方】
- 残ったスープにパスタを入れて茹でる。
- 茹で上がったら細切りモッツァレラチーズを入れる。
免疫力アップ鍋のレシピ
この鍋には、免疫細胞が集中している腸内環境を整える食物繊維が豊富なキノコと栄養が豊富なレンコンを入れます。レンコンには食物繊維のほかにもビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれています。
【材料】(4人分)
- 肉団子・・・12個
- 鶏ひき肉・・・200g
- 水・・・1000ml
- 昆布顆粒だし・・・8g
- 塩・・・適量
- キャベツ(一口大)・・・500g
- 玉ねぎ(くし切り)・・・200g
- にんじん(細切り)・・・60g
- エリンギ・・・2本
- 生椎茸・・・4個
- しめじ・・・100g
- えのき・・・100g
- レンコン・・・100g
- 豆苗・・・200g
- 油揚げ・・・2枚
- ニラ・・・200g
- クコの実・・・適量
【作り方】
- 冷たい水に顆粒の昆布ダシとキノコ類を入れ、火を入れます。
- 沸騰したら鶏ひき肉、肉団子を入れ、火が通ったら残りの具材を全部入れて煮込みます。
- 最後にクコの実をちらして完成。
そこに、つけダレをかけて食べると、また一味違った味が楽しめます。
【つけだれ】
- トマトケチャップ・・・大さじ2
- 味噌・・・大さじ2
- オリーブオイル・・・大さじ2
《つけだれの作り方》
・電子レンジで加熱したケチャップに、 味噌とオリーブオイルを混ぜる。
※500Wのレンジの場合、30秒程度
※電子レンジの種類などによって差がある場合がありますので説明書を確認してください。
ケッチャップを加熱する事で酸味や風味が飛んでマイルドになります。
こちらの鍋の〆には、雑炊を頂きましょう。
【〆の雑炊のレシピ】
- ごはん茶碗・・・4杯分
- 卵・・・4個
- バター・・・適量
- しょうゆ・・・適量
《雑炊の作り方》
- 残った汁にごはんを加え、卵でとじる。
- 取り分けて、バターとしょうゆをお好みでかけて食べる。