福岡県の北部に位置する久山町をご存知でしょうか?
人口約8千人の小さな町なんですが、日本人の40歳以上の人口分布や就労人口の産業割合などの職業も日本人の平均に近い町なんだそうです。
そのため『日本の縮図』として、これまで日本人全体のモデルケースとして、さまざまな疫学調査が行われ、その結果が日本人全体の推計値として用いられてきたそうです。
この久山町でどんな物を食べている人が認知症になりにくいのか、60代~70代の住人約1000人を対象に15年間追跡調査したところ、認知症にならない人は4つの食材を多く摂っていたそうです。
その差は、あまり食べていない人と比べ、約4割も認知症発症リスクが低かったそうです。その食材を紹介します。
■ 一つ目は大豆
大豆や大豆製品にはイソフラボンが多く含まれています。まだ詳しいメカニズムは分かっていまませんが、イソフラボンが認知症の原因となるタンパク質『アミロイドβ』の蓄積を抑制するのではないかとみられています。
■ 二つ目はヨーグルト
牛乳、チーズなどの乳製品。乳製品には脳の神経細胞を保護したり、成長を促す作用がある可能性があると考えれれています。ですが、乳製品が認知症予防に効果があるというデーターは医学会では新しいデーターなので今後の研究に注目。
■ 三つ目は野菜
野菜は世界中で認知症予防効果があるという研究報告がされています。
■ 四つ目は海藻類
海藻類に含まれるミネラルが動脈硬化を御坊して脳卒中が原因の認知症予防に効果の可能性があるのではないかと考えられています。
まだ、研究段階の食べ物多いですが、今後研究が進むにつれて明らかになってくることに期待しましょう。
【参考:TV番組 みんなの家庭の医学 国立長寿医療研究センター 遠藤英俊先生が解説した内容をまとめています。】