「ビールに枝豆」夏の風物詩ですね。ですが、枝豆は夏だけではなく一年を通して食べてほしい食べ物なんだそうです。

「枝豆は日本のスーパーフード!体に良い豊富な栄養素が多く含まている。」と、語るのがプルミエールクリニック院長 星野泰三先生。

TV番組「林修の今でしょう!講座」にて、枝豆の栄養効果や栄養を損なわないで効率的に摂れる賢いゆで方を紹介していました。その内容を記載しています。

枝豆に含まれている主な栄養

枝豆は、これから大豆に成長しようとしている若い豆なので自分が成長するための栄養がタップリ入っているので栄養が豊富です。

枝豆は二日酔いの予防におすすめ! 

ビールのおつまみに枝豆は医学的にも理にかなっている食べ方なんだそうです。

枝豆にはアルコールを分解するアラニンが豊富に含まれています。お酒を飲んだ翌日の二日酔いを和らげる働きにきたい出来るそうです。

夏の疲労回復に役立つビタミンB1が豊富

枝豆100gでニンニク2個半(160g)に相当するビタミンB1を摂ることができるんです。夏は暑さで体が疲れやすいです。すすんで枝豆を食べるようにするといいですね。

枝豆は脂肪燃焼を助けてくれる

枝豆に含まれている、コリンとオルニチンが脂肪燃焼をアップさせる働きに期待できる。

コリンは、食事からとった脂肪や糖質を優先的にエネルギーとして使われるようにサポートする働きをします。そのため、体内に糖質や脂肪が蓄積しにくくなります。

オルニチンは、脂肪や糖質の燃焼を促進する働きをして代謝をよくします。どのタイミングで食べても効果は期待できるが、星野先生ががオススメの食べ方は枝豆ご飯なんだとか。

ご飯と一緒に枝豆を炊く事で、枝豆から流れたコリンがご飯に染みこみ、より効率良く摂取できるそうです。

効果が期待できる1日の摂取量は、約120g(さやつきで)。持続効果があるので、2日~3日に一度食べるだけでOKとのことです。

肝臓の働きを良くするコリンとメチオニン

先ほどコリンは、脂肪を燃やしてエネルギーに変えるのをサポートしてくれると話しましたが、特に効果が期待できるのが肝臓です。

メチオニンはいらなくなった老廃物を排出するデットクスの働きを促進しています。

紫外線対策に枝豆の大豆イソフラボンが役立つ

大豆イソフラボンは、強い抗酸化作用があり、髪の毛、肌などの老化の原因を抑えて、髪の毛やお肌を保つ役割に期待できます。

さらに、シミの原因であるメラニンの生成を抑制して紫外線からのお肌のダメージを抑えてくれます。

また、大豆イソフラボンは血液中の悪玉コレステロールの排出し代謝を促進する働きにも期待されています。

枝豆に含まれている大豆イソフラボンは豆乳ともあまり変わらない量が摂取できます。

枝豆の栄養を効率良く摂る茹で方!

枝豆を茹でると言う方が多いかと思いますが、茹でると栄養成分がでてしまうので、フライパンで蒸し焼きするのがオススメなんだそうです。

蒸し焼きの仕方は、枝豆500gに対して水100ccと、少ない水でOK。それをフライパンに入れて中火で5分位蒸し焼きにするのがオススメです。その他には枝豆を入れた炊き込みご飯もしっかり栄養を摂ることができます。

また、電子レンジを使う方も多いかと思いますが、電子レンジの場合も水を使いませんが、高温になり過ぎて栄養素が壊れてしまうそうです。

枝豆の保存方法

残った枝豆の保存方法ですが、枝豆は新鮮なほど栄養が豊富に含まれています。収穫してから日が経つほど栄養が失われていくので、生のままで保存すよりも、蒸し焼きにしてから冷凍保存がおすすめ。

解凍する場合は、自然解凍か蒸し焼きがオススメです。

枝豆のみそ汁「呉汁(ごじる)」のつくりかた

枝豆の産地である千葉県松戸市の方々は、枝豆を煮物に入れたり、卵焼き、天ぷら、枝豆入りのいなり寿司など色んな料理に活用して毎日たべているそうです。

そのなかでも、星野先生が最も注目したのが、生の枝豆を擦って味噌と一緒に入れて味噌汁にして飲む「呉汁(ごじる)」です。

生の枝豆を擦ることで、大豆イソフラボンなどの栄養が効率良く摂れます。

呉汁(ごじる)のつくりかた簡単です。生の枝豆をすり鉢ですりつぶします。お好きな具材で作った味噌汁に混ぜるだけで完成です!