みなさん「えのき」どの位の頻度で食べていますか?
実は、えのきキノコの中でも栄養価が高い優れた食材なんです。生活習慣病、動脈硬化、脳梗塞の予防のほかにもカラダに良い働きをする画期的な成分が豊富に含まれていることが分かっています。

お値段もお手頃でお財布に優しいエノキ。今回は、そのエノキの優れた栄養成分や栄養を効果的に摂取できる食べ方を紹介します。

えのきに含まれている栄養成分

えのきにはグリホリン、ネオグリホリンと言った、コレステロール値を低下させて動脈硬化を予防に期待できる成分が入っています。この成分は椎茸には含まれていない成分なんです。

さらに、キノコ類の中でも、特にえのきに多く含まれている素晴らしい成分が入っていることが近年わかったのです。それが、キノコキトサンです。

キノコキトサンの特徴は、脂肪の吸収を抑えたり血液をサラサラにする働きに期待されています。そのキノコキトサンがえのきには椎茸の約3,5倍の量が含まれているんです。

キノコキトサンは胃酸や熱に強い性質なので、お鍋に入れたり天ぷらなど加熱した調理方法でも栄養素が減少することがありませせん。

特に、根元の部分に多くキノコキトサンが豊富に含まれているので、石づきの部分だけカットして、あまり根元をカットしないで食べるようにするといいですね。

また、えのきは免疫力も高くなることが研究で分かっているそうです。NK細胞(ナチュラルキラー)と言う身体を病気から守る働きをする細胞があるのですが、えのきを食べることで、このNK細胞を高める事ができるそうです。

そのほかにも、

  • ビタミンB1・・・疲労回復や糖質体の外に排出してくれます。
  • ビタミンB6・・・脳の活性を高める。
  • ビタミンD・・・カルシウムをと一緒に食べることで、カルシウムの吸収を助ける。
  • パントテン酸・・・善玉コレステロールを増やして動脈硬化を予防するはたらきがあります。
  • 葉酸・・・細胞の合成に関わっています。
  • 食物繊維・・・腸内環境を整えたり、血糖値の上昇を緩やかにします。

このような成分がエノキにはふくまれています。

いかかですか?
この優れたエノキを毎日の食事に取り入れない手はないですよね。では、このえのきの優れた栄養素を効果的に摂取することができる食べ方を紹介します。

えのきの効果的な食べ方

これだけ栄養が豊富なえのきですが、そのまま食べても先ほどの健康効果があまり得られないのです。

えのきをはじめとする野菜には細胞壁があります。中でも、このえのきの細胞壁は非常に硬いんです。そこで、おすすめなのが一度冷蔵庫の冷凍室でえのきを凍らせてから調理する方法です。えのきを凍らせると細胞が膨らんで細胞壁が壊れやすくなります。

一度、冷凍したえのきをペースト状にしたり、みじん切りなどにして良く刻んで食べると、細胞壁が壊れそこから栄養素が出てきます。

このように細胞壁を壊しやすくする食べ方をしないと、せっかくのえのきの栄養が吸収されない、とってももったいない事になってしまうんですね。ですが、冷凍するだけなので、これなら安売りしているときにまとめて購入して冷凍庫に保存すればいいので簡単ですよね。