植物性乳酸菌は小腸まで生きたまま届いて良い働きてくれます。
その植物性乳酸菌が豊富に含まれている食べ物が漬物です。
その中でも、キムチは乳酸菌の数が多く入っている漬物の一つですが、特に水キムチは乳酸菌が多いんです。
ここでは、水キムチに植物性乳酸菌が豊富な理由と自宅で簡単にできる水キムチの作り方を紹介しています。
水キムチに乳酸菌の数が多い理由
発酵の力で出来る漬物には植物性乳酸菌が多く含まれていますが、特にキムチには多く含まれています。
例えば、ぬか漬けとキムチで乳酸菌の数を比較してみると、ぬか漬けは約1600万個の乳酸菌が含まれており、これも、とても乳酸菌が多いんですが、キムチはなんと約1億6000万個もの乳酸菌が含まれているんです。
ぬか漬けよりもキムチに乳酸菌が多く摂れる理由ですが、ぬか漬けを食べる時、私たちはヌカを洗ってから食べます。実は、そのヌカに乳酸菌が多いんです。そのヌカを洗って食べるのでぬか漬けは乳酸菌が少なくなってしまうんです。
一方、キムチは乳酸菌が多いエキスも一緒に食べているので豊富な乳酸菌を摂る事ができるんですね。さらに、キムチは1か月かけて作っているので乳酸菌の量も増加しているんです。
ですが、ぬか漬けの方が勝っている栄養素もあります。それは、ビタミンB群です。キムチよりも豊富に含まれています。ビタミンB群は、炭水化物、脂肪、タンパク質をエネルギーに変える代謝には必要不可欠です。とても大切な栄養素です。それぞれ、良い所があるので頭に入れておくといいですね。
話は、キムチにもどりますが、そのキムチよりも乳酸菌が多い漬物があるんです。それが「水キムチ」です。
水キムチは、お米のとぎ汁を使って、きゅうり、大根、ナス、セロリと言った野菜を漬けて作りますが、乳酸菌の数が断トツに多いことで今注目されています。
お米のとぎ汁には乳酸菌が存在していて、その乳酸菌がお米の中の糖分によって発酵していくので乳酸菌の数が爆発的に増えます。その乳酸菌の量は約3億個と言われキムチの約2倍にもなるんです。
水キムチの作り方
そんな水キムチは、自宅で簡単につくることができます。
- お米のとぎ汁200mlにつき小さじ1杯の塩を加えてひと煮立ちさせます。
- 冷ましたら容器に移し、お好みの野菜を食べやすい大きさに切って入れます。
- それを常温で半日おいたら完成です。
是非、食べてみてくださいね。