昆布は、人間のカラダにとても良い働きをしてくれる栄養成分が豊富に含まれています。

実は、昆布などの海藻を消化できるのは日本人だけだという話をご存知ですか?

2016年の研究で12か国の861人の腸内細菌を調査したそうです。その中には106人の日本人が含まれており、約90%の日本人から海藻を分解する菌が見つかったそうです。

ところが、その他の11か国の人の腸には海藻を分解する菌は15%以下だったそうです。

日本人が海藻を消化できるのには、日本人の古くからの食文化が関係しており、昔から海藻を食べてきたことで海藻を好む分解菌が多く存在しているのではないかと考えれれているそうです。

海藻をしっかり分解し栄養を吸収する事が出来るのは日本人特有の特徴です。せっかくですから有効に活かしたいですね。ここでは、その昆布に含まれている栄養成分の働きについてまとめています。

昆布のネバネバ成分「フコイダン」「アルギン酸」「ラミナラン」の栄養が凄い!

昆布は、海のミネラルが凝縮され豊富に含まれています。例えば、カルシウムは牛乳の約7倍。

その他にも食物繊維も豊富で、ゴボウの約5倍、サツマイモの約8倍も多く含まれていています。食物繊維は、腸内環境を整えてくれる役割をしてくれるので、私たちのカラダにはとても嬉しい効果が期待できます。

特に注目は、昆布のネバネバしたところに含まれているフコイダン、アルギン酸、ラミナランの水溶性食物繊維です。これらは、腸内で余分な塩分や糖質、脂質などの老廃物を結合して排泄してくれます。

アルギン酸は塩分の排出を助ける

昆布のネバネバ成分の一つがアルギン酸です。カリウムなどのミネラルと結びついていますが、体内に入ると胃酸の影響を受けてカリウムと離れナトリウム(塩分)と結合して体外へ排出する働きをします。

塩分は水分を引きつける性質を持っている為、血圧を上昇させ血管にダメージを与えてしまいます。塩分の多い食べ物と一緒に昆布を摂ると塩分を排出し血圧の上昇を抑える事が出来るのでおすすめです。

ラミナランが胃がんを予防する?!

2018年5月12日、東京大学大学院と信州大学の共同研究によると、マウスを使った動物実験で、昆布に含まれているネバネバ成分の一つ「ラミナラン」と言う成分が胃がん予防につながるのではないかと発表。

実験内容は、マウスに昆布の成分ラミナランを3週間毎日投与したところ、胃がンの発生を抑える作用がみられたそうです。将来、胃ガンを発症する予防につながるのではないかと期待されているそうです。

血栓やがん予防に期待されているフコイダンが豊富

さらに、昆布のネバネバ最強成分がフコイダンにもがん抑制に期待されており大学などで研究がされています。

そのほかにフコイダンには、血液中にできる血栓を溶かすホルモンを分泌させる働きに期待されています。

血栓はコレステロールなどの影響で血管の壁にできた血の塊のことです。血栓がつくられそのまま放置していると心筋梗塞や縫梗塞などの原因になってしまいます。

昆布を食べることで血栓を予防できるのなら毎日摂取することを心がけたいですね。そこで、近年注目されているのが「がごめ昆布」です。

フコイダンが豊富なのは「がごめ昆布」

ガゴメ昆布は、表面が凹凸しているのが特徴で、一般的な “だし昆布” と比べてネバリが強くフコイダンが豊富に含まれています。

ただ、水温や水深などの生育条件が他の昆布と比べてとてもデリケートなため、生育している地域がかぎられてしまいます。北海道函館東海岸の限られた海域に生育されており、北海道で生産される昆布全体のわずか数パーセントという希少な品種です。

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その他の栄養効果

昆布には、赤や茶色に含まれている「フコキサンチン」とう色素成分があります。

近年の研究で、フコキサンチンには、たまった体脂肪を燃やすたんぱく質「UCP-1」を活性化させる働きがある事が明らかになりました。

特に、おすすめなのがとろろ昆布。製造過程にお酢を使っているので疲労回復や内臓脂肪を減少させる作用があると言われています。

また、最新の研究では、昆布などに含まれているうま味成分の「グルタミン酸」は、脳の伝達物質に深く関わっており、記憶力や集中力をアップさせることが分かっています。

とろろ昆布とおぼろ昆布の違い

昆布は栄養価が高いのですが欠点があります。それは、消化されにくく、水溶性食物繊維が溶け出しにくいとい点です。

そこで、とろろ昆布のように薄くスライスすることで、その表面から水溶性食物繊維の成分が3倍も多く溶け出すそうです。

薄くスライスした昆布と言えば、おぼろ昆布とトロロ昆布がありますがお値段も違います。

とろろ昆布は比較的購入しやすい価格ですが、おぼろ昆布のお値段はその倍以上も高くなり毎日の食卓に・・・というわけには行きません。

同じように昆布を削って出来ているのにこの違いは何故なんでしょう?

実は、この違いは削り方の違いなんです。

3mm以上の肉厚の良質な昆布の表面をカンナで削っているのがおぼろ昆布。

一方、とろろ昆布は、おぼろ昆布になれない3mm未満の薄い昆布を束にして側面を削っています。そのためお財布に優しい価格で販売士ているので購入しやすいんです。

昆布は、一度に多くの量を食べるのではなく、毎日、少しずつ食べることが大切です。乾燥した昆布なら1日1g~2gを目安に食べるようにしましょう。

このサイトは、書籍やTV番組などを参考に独自で取りまとめた情報を記載しております。記載されている内容は一般的に知られる効果と効能であって、効果・効能を保障するものではなく、あくまでも個々の素材の特徴を知る上での参考情報としてご活用頂ければ幸いです。