TV番組「この差ってなんですが?」で紹介された、長野県松川村で食べている減塩対策のみそ汁『酒粕入り味噌汁』の作り方を紹介しています。
今年2017年の平均寿命が厚生労働省から発表されました。最も平均寿命が高い都道府県の男性は滋賀県、女性は長野県でしたが、TV番組「この差ってなんですが?」では、さらに詳しく、市町村別で平均寿命が高いランキングを調べました。
男性部門で1位になったのは長野県北安曇郡松川村、女性1位は沖縄県北中城村です。
特に、近年、長寿県として有名になった長野県ですが、実は、昔から塩分が多い食事をしている家庭がおおいんです。
長野県は海がありません。さらに、山間部なので冬は雪が多く昔は食べ物の流通も良くありませんでした。その為、食物を長期間保存するために塩が使われ、塩辛い食べ物がどうしても多くなってしまうのです。
その結果、1965年当時は、脳卒中の死亡率が全国で1位だったこともあり、県をあげての減塩運動がはじまりました。その方法はとても徹底していて、指導員が各家庭に出向き、みそ汁の塩分を測る取組みも行っているほどなんです。
今回、平均寿命が高い市町村別の男性部門で1位になった長野県北安曇郡松川村で行っている減塩 味噌汁は、味噌の使う量を減らすために『酒粕』が使われています。
【作り方の参考例】
- 大根、椎茸、白菜、ニンジンなど、野菜などの沢山の具材を入れます。
- 味噌を入れる前に、酒粕を入れます。※酒粕には塩分が含まれていません。酒粕の量はお好みで
- 酒粕を溶かした後に味噌を入れて味を整えます。
酒粕の量はお好みで、私は多い方が好きなのでタップリ入れますが、野菜の量との関係もあるので、最初は50g位入れて味見をしながら自分の好きな味にしていくといいですね。
【酒粕入り味噌汁のポイント】
- 具材をたくさんいれて汁の量を減らし味噌の量も減らす。
- 酒粕を使って味噌を少なくします。
美味しくて体にも良い減塩味噌汁『酒粕入り味噌汁』、寒い冬には体も温まります。早速今晩の夕食に作ってみていはいかがでしょうか。