早いもので今年も10月になりました。そろそろ店頭にはいろんな品種の新米が並びます。
今は昔と違いどんなお米を食べても本当においしくなりましたよね。ですが、人間の欲と言う物は限りが無く、その中でも美味しいお米を選びたいと思うものです。
先日、TV番組「サタデープラス」を見ていたら、5つ星お米マイスターの資格を持つ『米紀行はたやす』の店主 畑中伸洋さんが、新米を美味しく食べるためのコツを幾つか紹介していました。ここでは、そのポイントを書きとめたいと思います。
美味しいお米を選ぶときのポイントは精米日のチェック!
スーパーなどに並んでいるお米の袋に新米のシールが貼ってあると、迷わず新米が美味しいと思いこんで購入していましたが、実は、美味しいお米を選ぶなら精米日をチェックした方が良いそうです。
お米マイスターの畑中さんの話によると、お米は基本的に玄米で保存されているそうで、玄米の状態だと酸化速度は遅いので、そんなに酸化されないそうです。
ですが、精米されて白米になると酸化速度が急激に早くなり鮮度がどんどん落ちて味も落ちてしまうそうです。
その為、新米、古米に関わらず、精米された日にちが経ってしまったお米は黄ばみや嫌なニオイが出てきてしまうそうです。
ですので、美味しい新米を見分けるには、精米日をチェックしてなるべく新しい日にちのお米を選らぶのが賢い選び方になります。
精米してどの位のお米を選ぶのが良いのか
美味しく食べるなら、精米して何日位のお米が良いのか気になります。
畑中さんがオススメなのは、気温の高い夏や秋口は、精米して2週間以内のお米がオススメとの事。
冬の時期は酸化が比較的遅いそうですが、それでも精米して1か月以内のお米を選ぶと良いそうです。
美味しいお米を食べる為の保存方法
シンクの下の棚にお米を保存している方も多いかと思いますが、美味しいお米を食べるなら精米後は、密閉袋に入れて冷蔵庫保存すると新鮮な状態を長く保つことで出来てオススメなんだそうです。
また、コイン精米機が近所にある方はそれを利用するといいそうです。お米を買う時は玄米で購入して保存し、食べる分だけコイン精米機で精米すれば鮮度のある美味しいお米を食べることが出来ます。
美味しいお米の研ぎ方
お米を研ぐ時は、ザルとボールを重ねて、サルにお米と水を入れて研ぐとお米の表面が磨かれてツヤのある美味しいご飯を炊くことが出来るそうです。
電気炊飯器の内釜で洗うのはNG。フッ素加工がされている内釜が多いので傷がついてしまう事が考えられます。※メーカーによっては内釜で洗っても問題ないと記載されている商品もあります。
美味しいお米を炊く時の浸水の時間
洗ったお米は内釜いいれて、約5℃位の冷水を注いで冷蔵庫で約2時間置いてから炊くのがオススメなんだそうです。
冷水を使う理由は、お米が水を吸う速度がゆっくりになり、お米の中のでんぷんが流れ出ないで残っているので、ふっくらとした甘みのあるお米が炊けるそうです。
逆に、温水を使って浸水させるとデンプンが出てしまいベタベタしたお米になって甘みも減ってしまうそうです。