お彼岸の時にお墓参りに行き、ご先祖様にお供えする「おはぎ」と「ぼたもち」。ところで、この違いみなさんご存知ですか?
実は、おはぎとぼたもちは中身は全く同じ商品。ですが、売る時期で商品名が違います。春のお彼岸と秋のお彼岸で名前を変えて売っているんだそうです。
- 春のお彼岸は、3月の春分の日の前後3日を含めた7日間
- 秋のお彼岸は、9月の秋分の日の前後3日を含めた7日間
年に2回あるお彼岸の時期、春のお彼岸にときには「ぼた餅」をお供えして供養をして、秋のお彼岸の時には「おはぎ」をお供えして供養をする習慣があるそうです。
何故、名前を変えているのでしょう?
起源は江戸時代になります。仏教では、小豆の赤の色は邪気を払う魔よけの色として縁起がいい色とされています。
そこで、もち米を蒸して丸めた物に小豆のくるんだお菓子は大変ありがたいものだと言う事で、お彼岸の時にお墓やお仏壇にお供えするようになったそうです。
そこで、春のお彼岸の時期に牡丹の花がきれいに咲いているので牡丹の花にみたてて「牡丹餅」= ぼた餅、と言われるようになり
秋の秋分の時期には萩の花が咲くので、それに見立てて「おはぎ」と言われるようになったそうです。