東京でも気象庁が指定した桜の標本木がある靖国神社の桜が3月21日(木)に開花が発表され、いよいよ東京も桜のお花見シーズン到来です。

ところで、この季節になるとスーパーなどでも桜餅が並びますが、関西と関東では桜餅が違うのをご存知ですか?

関東で言われている桜餅は薄い生地であんこをつつみ、さらに桜の葉でくるんだクレープ型で別名長命寺桜餅と言われています。

あんこを包む生地のベースは小麦粉を使っていて鉄板で生地を焼きあんこを包みます。関東のほかにも、秋田県、岩手県、山形県、石川県、富山県、長野県、島根県などが、このクレープ型と言われています。

一方、関西はあんこをお餅で包み、その周りに桜の葉を巻いた道明寺桜餅。もち米を小さく砕いたものを蒸してあんこを包みます。

両方とも、桜の葉を使っていますが、これは、東京の向島にある長命寺の門番だった山本新六が落ち葉掃除をしているときに、桜の葉を何か利用できないかと塩漬けした桜の葉を餅にまいて売り出したのが起源だと言われています。

みなさんは、この桜の葉は一緒に食べていますか?
桜餅に桜の葉を巻くのには目的があって、桜の風味をつけたり、お餅を乾燥させないために巻いているそうです。

全国和菓子協会の見解では、できれば葉は外して食べて桜餅の味を楽しんでほしいのだとか。もちろんお餅と一緒に食べてもらうために食べやすい葉を選んで仕入れているお店もあるそうです。

いまは、両方の種類の桜餅が販売されているスーパーもあり、どちらを食べても美味しいですよね。