美肌の持ち主として知られている女優の天海祐希さんが、毎日サケを食べていると書いてある記事を以前にどこかの雑誌で見たことがありましたが、やはり、鮭は美肌にとっても良い働きをしてくれるそうです。

食事の食べ合わせのスペシャリスト 西台クリニック院長 済陽高穂(わたよう たかほ )先生が、TV番組で鮭のシミやシワ予防などの美容効果や効果的な食べ方について紹介していましたのでシェアしたいと思います。

鮭の美肌効果

鮭には抗酸化作用が高いアスタキサンチンが豊富!

いきなりですがみなさん、鮭は赤身のお魚だと思っていませんか?
実は鮭は白身の魚なんだそうです。

鮭は産卵するために、海から川へのぼらなくてなりません。そのためには大変な運動量が必要になります。さらに強い紫外線や活性酸素と闘う必要があります。そために赤い色素のプランクトンやカニの幼性を食べて酸化を防いでいます。

この酸化を防ぐ為に鮭が持っている抗酸化作用が天然の「アスタキサンチン」です。その抗酸化力はレモンに含まれている抗酸化力と比較してみると、サケに含まれるアスタキサンチンの抗酸化力は6000倍も含まれていると言われているほど、アスタキサンチンは抗酸化力がとても高いそうです。

アスタキサンチンの抗酸化力が、私たちのお肌のシミやしわなどの肌老化の予防に期待されています。近年、アスタキサンチンが配合されている化粧品が多くなりました。

鮭を食べるなら皮ごと!

ハリのある皮膚を作る材料と言えばコラーゲンです。鮭1切れには1日に必要なコラーゲンの半分(4~5グラム)が入っているそうです。これがコラーゲンを作るために必大切な材料となります。

ですが、サケの食べ方にもポイントがあり、鮭の皮ごと食べるのが大切。実は皮の部分にコラーゲンが多く含まれているんだそうですヨ。これは鶏肉も同じことが言えて手羽先や、煮凝りが出来る牛スジもおススメなんだそうです。

さらにDHA・EPAと言った不飽和脂肪酸も鮭にはたくさん含まれています。不飽和脂肪酸は整ったお肌作りには欠かせません。

効果的な鮭の食べ方

スーパーでの鮭の選び方

サケには、ギンザケ、シロザケ、キングサーモン、ベニザケなどいくつか種類があります。このサケの種類の中で抗酸化作用が高い「アスタキサンチン」が多く含まれているのはどれでしょうか?

この中で一番多くアスタキサンチンが含まれているのは紅鮭です。

また、スーパーで売っている鮭の切れ身。脂ののった鮭を選ぶコツですが、鮭は部位によって脂ののりが違うんです。

その見方ですが、魚類学者でタレントのさかなクンの話によると、鮭の皮の部分を見ると良いそうです。

皮をみると、黒い部分と白い部分に分かれていますが、黒い部分は鮭の背中の部分で脂が少ないそうです。一方、白い部分は脂ののったお腹の部なんです。

鮭を切れ身にする場合、縦に包丁を入れて切るので、白い部分が多い方が脂が多く、黒い部分が多いと脂が少ないということになります。

アスタキサンチンを壊さない食べ方

また、サケの食べ合わせや調理の仕方によっても効果が違ってきます。アスタキサンチンを効果的に摂取できる調理方法は、焼くよりも蒸したり煮た方が効率良く摂取できます。

実は、アスタキサンチンは高温で加熱すればするほど残存率が低くなり、焼いた場合は半分に減ってしまいます。しかし、蒸した場合は残存率が100%です。

【アスタキサンチンの調理方法での残存率】

  • 生・・・100%
  • 蒸す・煮る・・・97%
  • 焼く・・・50%
  • 揚げる・・・40%

サケの効果的な食べ合わせ

サケの良い食べ合わせは、ビタミンCと一緒に食べることでアスタキサンチンが倍増するので、ブロッコリーやレモンなどと一緒に食べると抗酸化力が高くなります。

サケは美肌維持のほかにも、認知症、がん予防、血液サラサラ効果などが期待できます。ガン予防には、大豆食品と一緒に食べるとガン予防により効果的。大豆に含まれているイソフラボンとサケを一緒に食べるとビタミンDが増加してガン細胞をやっつけてくれる働きをします。

また、ドレッシングにオメガ9系、不飽和脂肪酸が含まれているオリーブオイルを使用するとコレステロールや中性脂肪をコントロールし減らしてくれます。