サンマが美味しくなる秋から冬にかけての今に時期にスーパーに行くと、生のさんまと解凍されたサンマが売られています。
生のサンマの方が新鮮なイメージがあり美味しそうなのでそちらを選んで買うことが多いのですが、どちらも同じ位の値段です。味に違いはあるのか、TV「この差って何ですか?」で魚屋さんが回答していましたので紹介します。また、解凍したサンマを美味しく焼く方法も一緒に紹介してますので参考にしてくださいね。
解凍サンマの方が脂がのっている!
実は、今の時期は解凍されたサンマの方が脂がのっていて美味しいそうです。
その理由ですが、さんまは毎年8月~9月になるとエサが豊富にある北海道近海にやってきます。そこで、たくさんのエサを食べて栄養を蓄えまるまると太ったサンマになります。その為、皮と身の間の脂の層が厚く脂がのっています。
今の時期に売られている解凍サンマは、その8月~9月に獲られて冷凍保存されたサンマが解凍されて店頭で販売されているそうです。
一方、今売られている生のサンマは、北海道から南下し産卵場所である和歌山県近海にやってきたサンマなので、長い時間泳いできているのでエネルギーを使っているため脂が少なくなってしまっているんだそうです。
ですので、この時期は解凍されたサンマのほうが脂がのっていて美味しいと感じるそうですよ。
解凍サンマを美味しく焼く方法
ですが、解凍されているので焼き方を間違うと水分が出てしまいべちゃべちゃになり美味しさを損なってしまいます。
番組ではプロが解凍したサンマを焼いている方法を紹介しました。解凍したサンマは水分を吸っているので余分な水分を焼く前に出すのがポイントです。
- 爪楊枝を使って片面10カ所ずつ穴を開けます。穴を開ける事で水分を流す通り道を作ります。
- 穴を開けたサンマに塩を振ります。塩の量はサンマ1尾に対して小さじ1杯程度。
- ラップをして冷蔵庫で30分置く ※この時余分な水分が出てきます。
- 30分後キレイにサンマを洗い。水分を拭きとります。
- 魚を焼く前にグリルを熱々に温める ※解凍したサンマは時間をかけて焼くと脂が落ちてしまうので短時間で焼くためにグリルを温める
- 4分ほどグリルを温めた後、アミにアルミホイルを敷きます。
- アルミホイルの上に魚を置いて3分ほどサンマを焼きます
- 3分経ったらグリル引出、下に敷いたアルミホイル全体でサンマを包みます。
- さらに2分蒸し焼きにしてサンマをふっくらさせます。
サンマをキレイに食べる方法
- 最初に中骨にそって真ん中に箸で切込みを入れます。
- 最初に身が厚い上の部分を食べます。
- 次に内蔵の部分を食べますが、嫌いなら取り出してお皿の端にまとめます。
- 表が食べ終わったら頭側の骨の後ろに箸を入れて骨を挟み、箸を尾っぽの方にスライドして骨を剥がしていきます。
- そして、尾っぽを折ります。すると骨を取りのぞく事ができます。
- 後は、後ろの身を食べましょう。