いつまでも若々しくいたい。そんな願望をかなえるためには血管を老けさせないでなるべく若い血管を維持する事が大切です。今回はそれに役立つ食材『凍み大根(しみだいこん)』の作り方や栄養効果を紹介します。

凍み大根に注目しているのは健康長寿の関係を30年以上研究している世界的権威。武庫川女子大学 国際健康開発研究所の家森幸男所長です。家森所長は、WHOと協力してアフリカのマサイ族や中国など世界の長寿で知られる世界61の国を訪れ地域の食生活を分析されてきました。

そんな家森所長が今注目している、お肌の老化と血管の老化防止が期待できる食材が『凍み大根(しみだいこん)』です。凍み大根(しみだいこん)の作り方や栄養効果ついて記載しています。



凍み大根の作り方

凍み大根は寒さが厳しい雪国の保存食として考えられた食べ物で大根を軒下に干して乾燥させた物です。

この凍大根を良く食べているのが日本一の長寿県としてすっかり有名になった長野県の北信にある飯山市。飯山市は新潟県の県境に位置していて長野県でも雪が多く寒さが厳しい地域です。そこでは昔からどこの家庭でも冬の季節になると当たり前のように凍み大根が作られ軒下に吊るされます。

凍大根は厳しい寒さを利用してつくられますが、ここ長野県飯山市は、2月の最低気温が-15℃を下回る日もある厳寒の地域。凍み大根などの乾物を作るにはピッタリの環境なんですね。では、どのようにして作るのか簡単に紹介します。

【凍み大根の作り方】

  1. 大根の皮をむき大きさを揃えて輪切りにします。
  2. それを箸が通るくらいまで茹でます。
  3. 茹でた大根を冷ましたら、中央に藁が通るくらいの穴を開けて藁を通します。
  4. それを直射日光の当たらない軒下に吊るします。
  5. 凍って乾いて、凍って乾いてを繰り返しカラカラに干しあがったら完成です。

凍み大根の栄養効果

凍み大根を作るためには大根を凍らせて溶かします。これを何回も繰り返して乾燥させる過程が凍み大根の栄養価を高めるポイントです。実は、これ天然のフリーズドライなんです。

野菜には細胞壁と言う壁があり、それが野菜の栄養の吸収を妨げているんです。そこで、野菜を乾燥させると栄養の吸収を遮っている細胞壁が壊れます。すると栄養素が腸管から吸収しやすくなるんです。

では、家森所長が注目している凍み大根のお肌や血管の老化を予防してくれる効果についてです。血管を障害する大きな原因は高血圧です。この高血圧の原因として指摘されるのが、塩分(ナトリウム)の摂り過ぎです。凍み大根には塩分を体内から出してくれるカリウムが豊富に含まれているのです。

【生の大根と凍み大根の100gあたりの栄養比較】

  • 塩分を出してくれる働きがあるカリウムは、生の大根が230mgに対して凍み大根は3500mgの何と15倍。
  • 女性が不足している鉄分は生の大根が0,2mgに対して凍み大根は3,1mgの何と16倍。
  • カルシウムも生の大根が23mgに対して凍み大根は500mgの何と22倍。

その他にも凍み大根には、悪玉コレステロールの吸収を抑えてくれる食物繊維が生の大根の16倍含まれています。そのため、動脈硬化予防や腸内環を整え肥満予防や肌老化も防いでくれるのです。

また、大根を乾燥させると女性が不足しがちと言われている鉄分がアップします。実は鉄分は吸収しにくい栄養素なので凍み大根を活用すると貧血予防につながります。そのほかのも、ビタミンB1、ビタミンB2は30倍に増えるので美肌効果が期待できるんです。

大根を乾燥させて作る凍み大根は、寒い地域でないと上手に作ることができません。長野県の道の駅や通販で購入することができるのでぜひ活用してみてはいかがでしょうか。煮物にすると美味しいと評判です。




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