スパイスは、肉や魚の臭いを消したり、香りや辛み、色などを足したいときに使われています。そんなスパイスですが胃を丈夫にしたり、冷え性を改善したり、脂肪燃焼作用など、カラダを元気にする様々な働きに期待されています。

TV番組【ゲンキの時間】では、そのスパイスを使った様々な効果について食品医学研究所で所長をされている平柳 要先生が解説。その内容を紹介します。

動脈硬化予防にオススメの3種類のスパイス

平柳先生が動脈硬化予防におススメだと言うのが、ターメリック(ウコン)、コリアンダー、シナモンの3種類をミックスしたスパイス。

  • ターメリック(ウコン)・・・動脈硬化の予防や肝臓や神経の保護、関節炎の改善にきたいができる
  • シナモン・・・末梢血管の拡張や高血糖の改善に期待されている
  • コリアンダー・・・胃腸機能を高める働きに期待でき、さらに、ターメリックとシナモンの吸収を助けてくれる。

この3種類をミックスして摂ることで血液の流れを良くして血管のしなやかさに期待できるそうです。3種類の配合の割合は、ターメリック 1:コリアンダー 1:シナモ 0.8になります。

摂り方は、食事の時などにご飯やおかずにかけて食べるだけです。ただし、スパイスは摂り過ぎると下痢などの胃腸障害を起こす場合があるので摂取量は1日1.5g以内を数回に分けて摂取するようにしましょう。

糖尿病や脂質異常の方にオススメの八味唐辛子

日本人に馴染みのスパイスと言うと七味唐辛子。実は、地域やお店によって使われる七種類は異なるそうですが、江戸時代の初期に漢方薬をヒントに体に良い調味料として考案されたのが七味唐辛子なんだそうです。

【主に使われている七味唐辛子】

  • 唐辛子と焼き唐辛子・・・脂肪燃焼や血行促進・発汗
  • 陳皮・・・血行促進や咳を鎮める
  • 黒こしょう・・・肝機能や腎機能の向上
  • 粉山椒・・・胃の粘膜の強化や整腸、冷え性改善
  • 麻の実・・・貧血予防・美肌効果
  • けしの実・・・悪玉コレステロール低下・疲労回復

そこに、ショウガパウダーを加えた八味唐辛子が高血糖や脂質異常の方にオススメだと平柳先生はおっしゃいます。

生姜には、血糖値の上昇を抑制しながら脂質異常の改善も期待できるそうです。ショウガパウダーは乾燥させているので成分がギュッと凝縮されているので少ない量で効果が期待出来るそうです。数年前から脂質異常と言わた私、ぜひ、八味唐辛子試してみよう。